優しさと愛情あふれる関係を築く。
犬たちは、コンストラクショナル・アフェクションを通して、あなたと居るときや他の人と触れ合うとき、落ち着きを保ちながら、より楽しい時間を一緒に過ごすことができます。
犬があなたに飛びついてきたり、着ている服を引っ張ったりする行動は、実は悪いことではないんです。これは、あなたからの愛情がすでに強化子になっているというサインです!犬との落ち着いたやりとり*を築くには、以下の手順に従ってください:
犬があなたに近づいてきて、犬の四つの足が地面についている間、片手で犬を撫でます
足が地面から離れあなたに飛びついてこようとしたり、また犬があなたから離れだしたり、他の望ましくない行動が見られた場合、撫でるのを止めます
四つの足が地面に戻り、上記のような望ましくない行動がおさまれば、片手で撫でることを再開します
片手で撫でている間、犬が座ったり、伏せの状態を始めたら、両手で撫でます
*ここで指す『落ち着いたやりとり』とは、犬が足を地面についていたり、お座りや、伏せている時のやりとりのことです
コンストラクショナル • アフェクション
コンストラクショナル • アフェクション
やりとりのガイドラインを習得した後は、普段の生活環境でも落ち着いたやりとりをできるようにトレーニングしていきます。最終的な目標の例を挙げると、あなたが友達とドアの近くで挨拶する場面や、ソファに座りテレビを見てくつろいでいる場面で、落ち着いたやりとりができることです。
まず、犬がお座りをすると両手で撫でるところから始めていきます。次に、撫でることを一瞬止め(犬から手を離し)、その(手が離れている)間も犬が座り続けていたら、撫でることを再開します。短い時間(数秒)から始め、犬が座ったままでも撫でられていない時間を10秒ぐらい持続的にできることを目標に徐々に増やしていきます。
犬があなたからの愛情行動を落ち着いて待つことができるようになると、トレーニングの場を徐々に変えながらあなたが目標としている環境に近づけていきます。
犬が撫でられていなく落ち着いて待てる時間を徐々に増やしていくことで、問題行動がぶり返す可能性を防ぐことができます。もし問題行動のぶり返しが起きたとしても心配いりません。それは現在練習しているステップが、犬たちにとって難しいというサインです。こういう時は、すでにできるようになった前段階のステップに戻り、小さなステップで無理なく目標へ進んでいきましょう。
コンストラクショナル • アフェクション
コンストラクショナル • アフェクション
コンストラクショナル・アフェクションはショーン・ウィルとチェイス・オーウェンによって発見され、組織化されました。Organization for Reinforcement Contingencies with Animals, 略してORCA、という学生団体を率いる教授へスース・ロザレス・ルイス氏からのアドバイスを受けながら進められました。コンストラクショナル・アフェクションは、コンストラクショナル・アプローチに基づき、動物と彼らと共に過ごす人たちの理想的な関係を築くことを目標にしています。今まで、たくさんの動物と人たちの生活の質をより良いものにしてきました。コンストラクショナル・アプローチについては以下に載せてある資料をご参考ください。ご質問がありましたら、以下の記入欄にご記入してください。みなさまからの連絡を楽しみに待っています!
ご記入されたメールアドレスは他との共有はされません。全ての記入欄にご記入ください。